
祝婚歌
こんにちは。
結婚式のスピーチなどでよく詠まれる詩。
「祝婚歌」
聞いたことありますか?
私もこの詩、とても大好きです!
これから結婚生活をスタートする皆さんも、何年も何年も二人で一緒にいると
馴れ合いが生まれ、それがいい時もあれば、イラっと来てぶつかるなんて時もあるかもしれません・・・
そんなときに祝婚歌を見たら、「はっ!!」っと何かに気付くかも!!
私も気が強いので、この詩を久しぶりに見たら、旦那に強く当たってる自分をちょっとだけ反省しました(笑)
是非これから新しい家庭を築くお二人に詠んでいただきたい詩です♡
祝婚歌 吉野 弘
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい
完璧をめざなないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとか
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい